前回は”岡山国際サーキット”を例に体験走行までの流れをご紹介しました.
今回は”阿讃サーキット”を舞台に,
走行枠でのサーキット走行の流れをご紹介したいと思います.
スポーツ走行の魅力
スポーツ走行の魅力は大きく3つあります.
バイクの性能を引き出せる
バイクの機動力は他の乗り物を簡単に凌駕する乗り物.
性能をフルに引き出して楽しもうと思うととても公道では危険ですよね.
サーキットでは制限速度がないので合法的にその性能を楽しむことができる訳です.
思い切りスポーツできる
サーキット走行は想像以上にライダーに負荷が掛かります.
想像が難しいかもしれませんが,30分走るだけでも非常に多くの集中力と体力を消耗します.
しかし,走行後にはスポーツをした後のような充実感を感じることができます.
そう,バイクxサーキット走行=スポーツなのです.
運転技術が上がる
サーキット走行の魅力はスポーツできる事だけに留まりません.
高い速度域で車体をコントロールするには相応の技術が求められます.
そこで培われた経験が公道での安全向上に繋がるのです.
例えば,街中で人が急に飛び出してくる場面では,
通常だとガツンとブレーキをしてしまい転倒….
こんな場面でもサーキット走行を経験すると,早く・確実・安全に減速する技術が身に付きます.
準備物
準備物は以下になりますが,サーキット毎に違いがあるので
必ずホームページや電話で確認しておきましょう.
- ヘルメット
- レーシングスーツ
- レーシンググローブ
- レーシングブーツ
- 養生テープ
- 保険証
- 印鑑
スポーツ走行までの流れ
ここからは実際の走行までの流れをご紹介します.
①行きたい時間に貸し切り予約が入っていないか確認する
体験走行編でもご紹介しましたが,せっかくの時間を無駄にしないためにも
サーキットのイベントや貸し切りが入っていないかをホームページまたは電話で確認しましょう.
阿讃サーキットホームページ:http://www.nmt.ne.jp/~asan/ 阿讃サーキット電話番号:0883-79-3705
②時間に余裕をもって出発
阿讃サーキットは想像を絶するような山奥に位置します.
正直これで合ってるの?と不安になるくらいです(笑)
道も狭く,路面も悪いので心の余裕を持つためにも時間に余裕を持って出発しましょう.
④駐車場へ進む
険しい山道も終盤に差し掛かると入場門が見えてきます.
岡山国際サーキットのように入場料はかかりませんのでそのまま通過します.
通過した後は右手に狭いトンネルが見えてくるので,
トンネルをくぐってサーキットへアクセスします.
左手に事務所が見えてきますが,まずは奥まで進んで駐車しましょう.
⑤事務所で申し込みをする
無事駐車できたら,印鑑と保険証を持って事務所へ向かいましょう.
オーナーに声を掛けスポーツ走行をしたい旨を伝えます.
初めての場合はライセンスの申請を行うので差し出される用紙に必要事項を記入していきます.
申請が終わると走行に関しての注意事項を説明してもらいます.
重要な事なので不明点もここで解決しておきましょう.
⑥走行の申し込みする
次に走行枠の申し込みをします.
走行可能な枠はどこですかと聞くと時間を教えてくれるので可能な時間を伝え,
空いている枠に自分の名前を記入します.
筆者が行った日曜日で30分¥1,600でした.
⑦走行の準備をする
走行に向けて準備を進めていきます.
まずは車体から,ブレーキや燃料とタイヤに異常がないかの確認と
灯火類にテーピングを施していきます.
次にスーツ・ブーツ・ヘルメット・ブーツを着用します.
走行中に脱げないようにしっかり着用しましょう.
⑧場内のアナウンスに従ってピットロードからコースイン
いよいよ走行です.
アナウンスで”〇時〇分走行の2輪の方,準備ができたらコースインしてください”と言われるので,
ピットロードから左回りでコースインしていきます.
まずは3周しっかりとタイヤを暖めてペースを上げていきます.
ここから思う存分スポーツを楽しんでください.
⑨チェッカーフラッグを確認したらスローダウンしてピットイン
走行枠が終了するとスタート地点でチェッカーが振られます.
チェッカーを確認したら,
スローダウンしながら1周して最終コーナー前からピットロードに入りましょう.
ピットインして走行枠終了となります.
最後に
今回はスポーツ走行についてご紹介しました.
初めてなら尚更,
ツーリングではまず経験することのない強烈な加速Gと減速Gに圧倒されると思います.
しかし,走り終えた後は非日常の体験と体を動かす充実感を味わうことができます.
これに運転技術が付いてくるので言う事なしですよね(笑)
もし興味を持っていただけたら是非スポーツ走行を経験してみてください.
色々な発見があって面白いですよ.
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